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2023.08.10 COLUMN
みなさんこんにちは、Mr.モリーヌです。
縁あって「植林ぱちんこ」の芽吹きの瞬間に立ち会えた私ですが、
今回はリタ・マークスの担当スタッフさんより連絡があり、再び筆を取る運びとなりました。
「植林ぱちんこ」プロジェクトもパチンコファンの応援を受け、着実に成長していますね。
植樹実績は年内に1万本を突破しそうとのとのこと。
たいへんうれしいニュースです。
私も、当コラムを通して皆さんに植林活動の素晴らしさや環境問題のリアルを少しでも身近に感じてもらえるよう、がんばっていこうと思います。
よろしくお付き合いくださいませ。
さて、初回コラムでは「世界の森林の今」を紹介しましたので、
今回からは実際に植林活動がおこなわれている世界各地のようす、
より具体的な人々の暮らしなどに着目して紹介します。
今回から3回にわたってご紹介するのは
「フィジー共和国におけるマングローブ林再生(植樹)活動」
です。
まずはフィジー共和国(以下、フィジー)の基本情報から。
フィジーは南太平洋にある島国で、
アセアニア諸国の中ではオーストラリア、パプアニューギニア、ニュージーランドに次いで4番目の人口(といっても総人口は90万人ほど)の国です。
主な産業はサトウキビ栽培による砂糖の製造や衣類ですが、
近年は観光資源を活かしたリゾート開発が進んでいます。
フィジーには珊瑚礁の海に囲まれた300以上もの島々があり、
ダイビング等のレジャー目的で、毎年数十万人もの外国人観光客が訪れています。
日本人の観光先としてはまだそれほどメジャーではないものの、ハネムーンなどの高級リゾート先として人気があります。
また、他のオセアニア諸国と同様に、ラグビーがとても盛んな国なので、日本でもラグビーファンの間ではよく知られた国です。
フィジーをわかりやすいイメージで例えると、まさに南国の楽園です。
パチンコ・パチスロなら、
海物語や南国系の機種をイメージさせるような、
美しい海と青空、珊瑚礁に砂浜、熱帯の魚たちといった、誰もが憧れる風景が広がっています。
しかも、それが沖縄や小笠原諸島の何倍ものスケールで存在しているため、
観光客からすればフィジーの国土のほぼすべてが、魅力的な観光資源なのです。
…と、ここまでの情報だと明るい話題ばかりで、植林が必要となるような問題点が見えてきませんね。
実際に、リゾート目的で訪れる国外からの観光客による外貨収入は、
フィジー経済や産業の近代化に役立ったのは事実です。
しかし、こうしたリゾート開発による負の側面、そして地球規模の環境変動が現地の人々の暮らしを脅かしています。
まず、地球温暖化による海面上昇がフィジーの国土そのものに深刻なダメージを与えています。
高潮による海岸浸食の被害は深刻で、
さらに大型のサイクロンなどが直撃すると、人々の生活やインフラをときに壊滅的なまでに破壊します。
同じ島国として海面上昇に苦しみ、
異常気象のような大雨や大型台風の被害にさらされている日本人として、
見て見ぬふりはできない問題と言えるでしょう。
そんな問題に対抗する、希望の光のようなプロジェクトが
「マングローブ林の再生」
です。
「植林ぱちんこ」で集められた寄付金は協⼒団体を通して、
世界各地の植林プロジェクトの活動資金となります。
中でも
「フィジー共和国におけるマングローブ林再生(植樹)活動」
はすでに一定の成果をあげている活動ですので、当コラムで紹介することにしました。
マングローブとは、
熱帯や亜熱帯において淡水と海水の混ざり合う場所(汽水域)に生育することができる樹木の総称です。
日本人でも沖縄などではマングローブの仲間を見ることができます。
フィジーのマングローブ林も
かつては人と生き物に多くの恵みをもたらしていましたが、
リゾート開発によって大規模に伐採された結果、
環境の悪化が急激に進んだ過去があります。
しかし現在、現地の人々も巻き込んだ植林活動により、
フィジー各地にマングローブ林が復活しつつあるのです。
「植林ぱちんこ事業」で集められた皆さんの善意はそうした植林活動の資金として使われています。
次回のコラムでは「マングローブ林の持つ、不思議に満ちたチカラや役割」について、
そしてその次では「フィジーの人々の暮らしが植林活動によりどのように変わっているか」について、
具体的な事例とともにお話しする予定です。
引き続き、「植林ぱちんこ」と当コラムをよろしくお願いします。
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[筆者:Mr.モリーヌ]
関西某所にて学習塾を主宰し地元の子どもたちを教える傍ら、
主に環境・教育分野のライターとして、紙媒体やWeb媒体で年間100記事ほどを執筆している。
不登校児や発達障害児の支援ボランティアも行う。
パチスロは学生時代「ドンちゃん」に挑戦するも、目押しができずに惨敗した記憶あり。
祖父母がパチンコファンで、特に大好きだった「海物語」には、楽しい思い出もある。
現在の使命は、コラムを通じて「世界の環境問題の今」をわかりやすく伝えること。
「植林ぱちんこ」に、全国のファンのさりげない善意を集結させること。